「ハウスルール」は、なぜ必要か?
    飲食店経営者の方は、スタッフに関して、次のような事にお悩みではないでしょうか?
    チェック スタッフが定着しない
    チェック サービスの質が向上しない
    チェック 臨機応変な対応ができない
    チェック 何度も同じ事を教えなければならない

    経営者は、
お客様に対する姿勢や仕事に対する心構えについて「こうあるべき」と
    いう「理念」を持たれています。

    その「理念」に基づいて、スタッフに対し、
必要な身だしなみ、言葉づかい等の
    サービスを教育されていると思います。

    しかし、多くの場合、スタッフは店独自の「こうあるべき」という「理念」を理解
    できていません。その状態で身だしなみや言葉づかい等、
表面的な部分だけ、言わ
    れた通りに実行します。

    その結果、「なぜ、その行動を取らなければならないのか」を理解できていないため、
    
ピントを外したような対応になることが出てくるのです。

    そこで、当店の理念や方針を明確にした、当店独自のルール(
ハウスルール)を
    スタッフに手渡すことが必要となってきます。

    スタッフは常にその
ハウスルールに立ち返ることにより、店の方針に沿った行動
    取る事ができるようになります。


 「ハウスルール」には、何を書けばよいのか?

    次の事項を盛り込んで作成されると良いでしょう。
    1.店の理念
      常に理念に立ちかえることにより、「だから、この行動をとらなければならない
      と考えられるようにします。
      ・なぜ、この店が存在するのか
      ・お客様に「何を」提供するのか
      ・一番大切にしなければならないものは何か

    2.お客様や仕事に対する姿勢
      理念に基づく「心がけ」を伝えます。経営者が常日頃スタッフへ指導されている
      ことをまとめます。
      ・「笑顔」「元気」等、基本的な姿勢について
      ・「目を合わせる」「声をかける」「名前を覚える」等、基本的行動について

    3.守るべき事項
      お客様は最もサービスの悪いスタッフを「この店のサービス」とみなします。
      全員に徹底することが必要です。

      ・髪や爪の長さ、色、ひげ、香水等
      ・ピアスや指輪等の装飾品
      ・制服の着用方法
      ・あいさつ

    4.業務上の決まり事
      規律を守ることにより、良いチームワークが築けます。
      馴れ合いになりやすい部分であり、放置すると風土も悪化するため、
      徹底することが必要です。
      ・掃除、その他当番に関すること
      ・シフトの決め方、希望の出し方
      ・出勤時、退勤時のルール
      ・金銭の取り扱いのルール

    5.非常時の対応
      「やってはならない事」と「優先順位」に留意されると良いでしょう。
      ・お客様からのクレーム
      ・災害時の行動


 「ハウスルール」には、どのように活用するのか?
    新しいスタッフが入ったら、まずオリエンテーションを行い、このハウスルールを
    説明
します。

    重要な事項を漏れなく説明できるため、その後に現場で業務を教える際の理解度が
    違ってきます。

    いきなり現場に入らせて、行き当たりばったりで教えるのと比較すると、大きな差と
    なります

    多店舗展開している場合、店長による指導のバラつきも抑えられます。


 ハウスルール作成サービスとは
    当事務所では、このハウスルールを作成するサービスをご提供しております。
    経営者の頭の中にある内容をヒアリングさせていただき、それを書面に表現して
    いきます


    「文章を書くのが苦手」な方には、喜んでいただけるサービスです。

    素案を何度か打ち合わせさせていただき、場合によっては店長等のスタッフからも
    ヒアリングいたします。概ね3ヶ月〜6ヶ月で完成します。

    社会保険労務士が労務トラブル防止も想定して作成と助言を行うところが、大きな
    特徴です。

                    山本社会保険労務士事務所ホームページはこちら

    詳細は遠慮なくお問い合わせください。